「おもてなし」

「おもてなし」は、ただのサービスではなくて、相手を少しでも幸せにしたいという心遣いだということに、あらためて気づきました。

お好み焼きチェーン店に一人で入ったとき、食べ終わったら温かいお茶を静かにもってきて、笑顔を見せてくれた店員さん。私が食べ終わるタイミングを見計らってくれていました。小さいかもしれないけど何の気なしにはできない心遣い、当たり前のことではないと。

 

お金を払っているからサービスされて当たり前、なんていうことは、本来まったくないはず。

おもてなししてくれることは、とても貴重で有難いことだと思うのです。

でも、それを忘れて、「あたりまえ」のことと考えてしまうのは、とても怖いことだと思いました。

 

世の中には当たり前のことなんて存在しないのかもしれない、とこの歳になって思います。

おいしいご飯を食べられることも、電車で移動できることも、スマホが使えることも、どれも当たり前のことではなくて、先人が頑張ってくれたからこその産物です。

でも、どうしても忘れがち。

それを日々実感できたら、どれほど今日この瞬間が有難く、生かされているのだということが感じられるのかもしれません。