選択肢があることの功罪

選択肢が多いことは、いいこととして語られることが多いと思いますが、本当はいいことばかりではないと思っています。

 

たとえば、不妊治療。子どもが欲しい人にとっては、あった方がいい選択肢かもしれません。でも、頑張ったからって子どもが授かると約束されているわけではない。そのたびにつらい思いをする人もいます。

選択肢があるからこそ、子どもをあきらめることがより難しくなることもある、自分の努力が足りないんじゃないかと自分を責めざるを得なくなることもある。

選択肢がなかったら苦しまなくてもいいことがある、そのことも、ちゃんと見る必要があると思います。

選択肢があるからこと、あきらめる選択をすることに意志と覚悟と責任がついてくる、選択肢がなかったら背負わなくていいもの、結果は同じなのに。