自分の存在価値

先日、子どもとお母さんがやってくる広場で一緒に遊ぶボランティアをしました。

子どもと関わるのは久しぶりで、子どもの関心がどんどん移り変わったり、人のまねをしたり、見ていると全然飽きなくて、とても面白かった。

 

そこで感じたことは、子どもはまわりの大人、とくに親をよーく見ているということ。

嬉しくても、悲しくても、そういう表現をした後に、まわりの大人がどう反応するのかをよく見ている。これは喜んでいいのか、悲しんでいいのか、を確認している。

お母さんを呼ぶときも、これやって、というけれど、本当にそれをやってほしいのではなくて、呼んだら応えてくれるかどうかを見ている。

 

こういう小さな経験の積み重ねから、私たちは、自分がここに存在していていいのか、存在する価値があるのかどうかを確認しているのかもしれないと思いました。大人になった今も。

でも、そこまで意識してまわりの人に関わっている人はそう多くはない。私はそこまで意識して一人一人に気持ちを配っていきたい。

 

昨日、宇多田ヒカルさんのライブDVDが届いて(嬉しい♪)、早速みていました。

そうすると、一人一人に気持ちを向けているんですね、何千人もいる会場の一人一人を見ようとしている。

後ろの方の人にも声をかけている。

すごい、、、と思いました。

なかなかできることじゃない。

「もっと声を聞かせて」って何度もおっしゃっていて、涙が出ました。とても嬉しい言葉です。

普段、まわりに人がいる中で大きな声を出すなんて全くしませんが、このライブに行った時だけは、声を出したことを思い出しました。それだけ力のある言葉。

 

私は研修講師をさせていただくこともありますが、この精神を自分の軸にして、試行錯誤していこうと決めました。

「もっと声を聞かせて」をキーワードに、参加してくれている一人一人に気持ちを傾けて、どんな気持ちでいるのか知ろうとする。

一人一人の在り方を大切にすること。一人一人の声に耳を傾けること。

言うは易く行うは難し、です。

頑張ります。