今とどう向き合うか

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200404-00000004-withnews-soci

絵本作家の五味太郎さんの記事がとても良かったので、この記事から連想したことを書いてみます。

 

新型コロナウイルスの影響で、いつもと違う日常が続いています。当初の想定より長くなり、終わりが見えなくなりました。

いつもと違うことや、終わりが見えないことによって、不安やストレスが大きくなっている人、イライラが外に出やすくなっている人などが増えていると思います。

私自身も、週末の習い事ができなくなり、家にいる時間が長くなっている中、まだ上手に時間を使えていないことを感じています。

 

五味さんが投げかけているのは、ではコロナ禍の前の生活に戻りたいのか、その生活はそんなによかったのか、ということ。

もちろん今を歓迎しているわけではない、コロナが早く終息に向かうことを願っています。

でも、戻るのが本当にいいのかは疑問です。

 

今回のことで、いろんなことが露わになりました。

本当に大切なものは何か、優先しなければいけないものは何か。

今回をきっかけに、テレワークや時差出勤の導入が進みました。でも、コロナ禍が落ち着いたら戻すという話も聞きます。なぜなんでしょう。。。

今まで、変えるのが面倒だから、考えるのが面倒だから、やられてこなかったことが、今回やっと変わってきました。命がかかると動ける。その方がよさそう、というだけでは前例を変えられない、そんな日本の課題もみえてきました。

 

落ち着いたら、当たり前に元の生活に戻すのではなく(戻せないほど追い込まれている人も少なからずいるとは思いますが)、自分や大切な人にとって何が大切なのかを一人一人が考えることが、コロナ禍のあとの日本を前進させるのではないかと思います。

 

囲碁では、力を蓄えてから攻めに出るという戦い方があります。今は力を蓄える時期、次につながる形で力を蓄えていきたいと思います。