安楽死を考える

日本では安楽死は認められていませんが、私はそういう仕組みがあってもいいのではないかと思っています。

自分自身、痛い思いをしたくないし、介護などでまわりに負担をかけるくらいなら死にたい、というのもありますが、そうすることで救われる人もいるのではないかと思うのです。

 

安楽死をもし行うのだとしたら、専門的なカウンセリングとセットにすべきと思っています。安楽死が、その人のこの先の人生にとって最善の選択であるか、落ち着いて、じっくり整理する必要があると思います。そのうえで、安楽死がその人にとって幸せなのだと、本人、家族など、関係者の方が納得できてはじめて安楽死、という慎重さは必要だと思います。

ただ、そういう道を開いておく、その上で安易に進むことはできないようにしておくことが大事ではないかと思っています。

 

そうすることで、他の選択肢をうまく見つけられずに死を選ぼうとする人たちを救う道筋が一つできるのではないかと思うのです。

自殺したいと思って安楽死の窓口にきてくださったら、そこから支援できる、適切なプロセスの中で、本当の気持ちを一緒に確認したり、支援機関へつなげることができる。

 

いろんな支援の入口があってもいいのではないかと思いますし、いろんな選択肢があったらいいのではないかと思います。

安楽死については、まだまだ勉強不足で、感覚的に考えているところが大きいので、継続的にアンテナを張りながら考えていきたいと思います。