飲み会の意義?

久しぶりに飲み会というものに参加しました。コロナ禍になって、3人以上の人との外食は、家族以外でははじめてでした。

今回は、4人、個室、ディスタンスを保っての開催。ちゃんと意識してます。

 

対面で話すと、やっぱりオンラインとは全然違う、空気感というか間合いがありますね。対面で4人で話すということからすっかりご無沙汰していたので、感覚を取り戻すのに時間がかかりました。オンラインでは4人とかで話すこともありますが、それはまた別の神経を使っているなと思います。もっと意識的にやるイメージ。対面の方が無意識の感覚、勘のようなものを収集している感じがあります。これは練習しないと、オンラインで身につくものではないですね。今年の新入社員の方とか、ちゃんと対面の機会を増やしてあげないと、ここが先々かなりネックになるかもしれないと思います。

 

久しぶりに飲み会に参加して感じたのは、やっぱり自分がしゃべりたい人がほとんどだということ。気を遣って話題提供してくださることもあるし、それはありがたく思っているのですが、それ以上にやっぱり自分の話をしたいという感じをビンビン感じました。

それで、私は聞こうとするのですが、4人だから、他2人が退屈していないかとか、気になってしまう。うーん、やっぱり飲みに行くのは2人がいいと思いました。ちゃんと話が聞けるし、そうするともっと全然違う深まり方をして、私も楽しめる。

 

ふと思いました。麻雀と一緒かと。少し極端かもしれませんが、自分が自由に話せることを「勝ち」と定義すると、4人いたら、単純計算で4回に1回しか勝てない、勝てない確率の方が圧倒的に高いんですね。麻雀は、負けた時のメンタルコントロールがとても重要なゲームだと思っているのですが、飲み会ではそういうこと教わりませんから、なんとなく楽しめなかったと思う人が多いのはむしろ当然なのかもしれません。

私はみなさんに楽しんでもらいたいと思うけど、2人だったら、確率的に半分は勝てるし、私がコントロールすれば相手にほとんど勝たせて気持ちよくなってもらったところで少し自分が勝たせてもらう、ということができる。でも、4人だと3人は負けになるので、どうしても多くの時間負けになるんですね、私のコントロールの範疇を超えています。

なるほど。4人以上の集まりは苦手と感じていた理由がやっと腑に落ちました。自分の力不足なのかと思っていましたが、どうしようもないレベルでした。

 

そう考えていくと、大人数の飲み会は、はじめての顔合わせの機会とかはいいと思うのですが、どちらかというと効率の悪い集まりなのではないかと思いました。一対一の方がよっぽどいい。まぁ、一対一でほとんど聞かされてしまうと、4人の時よりタチが悪いですけど。

 

この機会に、飲み会にはどんな価値があったのか、それを別の形で補えるのか、もっといい形がないか、ということを考えるのもいいのではないかと思います。