自分の短所

私はもともとものすごく引っ込み思案で人見知りで、怒られることに対する恐怖が強い子どもでした。

ちょっとでも怒られたり指摘されたりすると、自分が迷惑をかけて申し訳ない、存在すること自体が迷惑なんじゃないか、とか、一人で悶々と思い詰めていました。

今思えば、苦しいことがたくさんあった…。

 

今になって思うのは、それで良かったということ。

たとえば、仕事の中で、「ここがよくわからない」とか「ここはおかしいんじゃないか」とか言われることがありますが、その時に、「よくわかっていない向こうが悪い」「全然わかってないくせに文句ばっかり言って」などと相手のせいにして、全然話を聞こうとしない人って結構います。

もちろん本当に相手が悪い場合もあるでしょうが、たいていはお互い様、むしろこっちの方が悪いこともある。

だけど、はなから話を聞く気がないわけだから、改善のチャンスを失い、いつか大事故につながることもあるかもしれません。

そして、実際に問題が起きると「わかってたならなんでいってくれなかったの!?」となる。でも、聞く気のない人に話すなんて、よっぽど自信過剰か責任感が強い人くらいしかできません。

 

そんな場面に出会うと、自分は(多少思い詰めすぎるところはあるけど)相手の話をまじめに聞いて、自分が悪いところは反省しないと、という姿勢が昔から根付いているので、ラッキーなのかもしれない、と思います。

 

もしかしたら、自分の短所と思うところとうまく付き合ってあげられるようになったら、それはむしろ他の人がなかなか真似できない長所になるのかもしれません。

そうしていけたらいいなと思います。