なんのためにコメントするのか

最近はコロナの情報が中心ですね。

それ自体は大事なことなので当然だと思っているのですが、コメンテーターのレベルがどうしても気になってしまいます。

 

私は橋下徹さん贔屓です。

橋下さんは、現在の日本や世界の制度、過去の事例やその時の取組みと結果などをしっかりと勉強されていてそれを踏まえて話してくれますし、現状の何が課題なのかをできるだけ具体的に議論しようとしてくれて、考えられる施策を多様な角度から提示してくれます。

それに、他のコメンテーターの意見を一方的に批判することもなく、同意できるところは同意して、違うところは自分とは違うけど尊重するという姿勢が見える。自分の考えを極限まで突き詰めてあらゆる可能性を自分なりに検討した末でないとできません。

本当にすごいなと、話している内容はもちろんのこと、その在り方がとても勉強になります。

 

それに比べて、ひどいコメンテーターが多すぎて、がっくりしてしまいます。

政府を、厚労省をただ批判するだけ。国民の不安をあおるだけ。

なんのためにそんなことをやるんでしょう。

インパクトを与えて、注目を集めるためでしょうか。

それは何の役に立つのでしょう。

野党も、玉木代表以外は正直そのレベルにしか見えません。

 

今必要なのは、批判でも、不安をあおることでもなく、みんなで頭をひねって今の状況を少しでもよくする方法を考えることです。

検査の数が少ないことを批判するのではなく、なぜそういう仕組みになっているのかを理解した上で、もっといい形があるなら提案してもいいし、いまの形の中で工夫次第でもっとよくなる方法がないか考えることも大切。

物事には必ず両面があります。検査が少ないことが完全に悪であるわけはなくて、プラスの面やそれが必要な理由は必ずある。検査が少ないことによって国民が不安になっているというなら、その不安を軽減する方法をみんなで考えればいい。検査をしない政府はひどい、と言ったってなんの助けにもなりません。

 

コメンテーターはもちろん一例ですが、何をやるにしても、なぜそれをやるのか、一人一人が真剣に考えて行動したら、世の中はガラリと変わるのではないかと思っています。

そんな支援をしていけたらと思います。