人を頼ってもいい、助けてもらってもいい

日本人は、他人に頼ったり助けてもらったりするのが苦手なのかなと感じます。

迷惑をかけてはいけない、と教え込まれるのでしょうか。

 

私ももともとそういうタイプでした、とても。

助けてもらったら申し訳なくなって、なにか返さなきゃ、とドキドキして焦って、という感じ。

いつからか、「ごめんなさい」より「ありがとう」を意識して使うようにして、今は少し変わったように思います。

 

迷惑をかけてはいけない、と思っていると、失敗できないということになって、人間関係場面では緊張しやすくなります。

はじめての人と接するのはストレスでしかない。

 

でも、迷惑と感じる人は感じるし、助けてくれない人はくれない。

迷惑なんて微塵も思わないでくれる人もいるし、助けるのが当たり前だと思っている人もいる。

人生の中で、どちらの人と多く時間を過ごしてきたかが、もしかしたら今の感じ方につながっているのかもしれません。

 

助けてもらえばいいんだ、迷惑かけるときはかける、と思えると、人を避けるのではなく、関わろうと思えるようになる気がします。

人がこわくなくなる、少しだけ。

優しい人はたくさんいます。みんな不安なだから、優しさを隠しているだけで。こっちがポジティブな反応出していれば、たいていはポジティブな反応が返ってくる。

 

それでも、反射的に不安になって、逃げちゃうこと、私はよくあります。

しょうがない、それが今の自分だから。

でも、それに気づけたこともまた大切にしてあげよう。

次も逃げちゃうかもしれないけど、その後悔と、すこーーしずつのチャレンジと。

 

適度に助けてもらう、感謝をする、それだけで、たいていのことは大丈夫なんじゃないかと、今は思います。