否定することで自分を守る

カスタマーハラスメントとか、リモートハラスメントとか、いろんな言葉が出てきました。

こうしたニュースを見ていつも思うのは、自分を守るために必死なんだなぁということ。ハラスメントをしている側の人のことです。

もちろん、ハラスメントを受けた方々は本当にお気の毒だし、自分がされたら悲しくて腹立たしくて、許せません。もちろんそうした気持ちはちゃんともっています。

でも、そのうえで、なんでこんな悲しいことが起きるのか、なぜそういうことをせずにいられない人がいるのか、というところまで考えたいと思うのです。

 

見ていて感じるのは、否定できるものを片っ端から否定しないと、自分が崩れてしまいそうな感じをもっているのではないかということ。もちろん無意識で。

たぶんどこかで自分がズレてしまったことに気付いている、けどそれを認めることがあまりに恐ろしすぎて、否定するしかないのかもしれません。そして、ずっとくすぶっている怒りや不満、不安、寂しさ、とかが、行き場がなくてハラスメントという形で出てきてしまうようにも思います。

だからといって、許容できるわけではないんですが、やる人がおかしい、ひどい、排除すればいい、という単純な話にしてしまうのはきっと適切ではなくて、この人たちがひどいことをしないですむ方法を考えたいです。

 

私は、ここまでこじれた人を抱えることがとても大変だし自分がうまくできる自信がないから、もっと早く手を差しのべてあげたい。自己責任だと見放す世の中をもう少し変えたいです。