弱いものをいじめる生存本能

最近、旦那さんが釣ってきたハゼを飼っています。

水槽に3匹。

1匹弱いハゼがいて、他の2匹に幅をきかせられて、いつも隅っこで静かにしていました。

 

昨日、帰ってきたら、2匹に何度も何度もいじめられていて、すごく弱っていました。

心配で、2匹に怒ったり、追い払ったりしてました。

それでも懲りずに何度も何度もいじめている(最終的には別の水槽に移しました)。

お腹が空いていたみたいでした。

自分の空腹を満たすため、生きるために、弱いものを見つけて食べようとする。

弱肉強食、本能だと思いました。

 

自分が生きるために弱いものをいじめる、食い物にする。

それって魚のレベルなのか、と思いました。

2匹のハゼには、いじめちゃだめだと言い聞かせたけど、もちろん理解するわけもなく。

でも、人間の中にもそのレベルの人が多いんだと思うと、悲しくなりました。

 

なぜいじめてはいけないのか、と聞かれると、難しいです。

傷ついているから、怯えているから、休まらないから。

じゃあなんで傷つけちゃいけないのか。

私がこの子に幸せで安心でいてほしいから。

結局は自己満足です。

でも、幸せでいてほしい。

地球上の一人一人の人が、自分らしく、安心して、振る舞い、チャレンジして、成長して、一瞬一瞬を大切にできるような生き方ができてほしい。

それも自己満足、自分のためです。でも。

 

魚のレベルになってしまったのは、本人のせいではない。

だったら、魚を抜け出す手伝いを、人間らしい、人間ならではの良さを発揮できる環境を提供できたらと思います。