具体的に考えること

『「迷惑だ」と言いつつ「なぜ」を考えない 日本人、思考停止していませんか』

https://globe.asahi.com/article/13066642

 

こちらの記事に大変共感しました。

「迷惑」とは、具体的になんのことを言っているのか。

そこまで考えてはじめて使っていい言葉だと思います。

「迷惑」と言う側が正しいかのようになってしまってはいけない。

なぜ迷惑なのか、まで説明できてはじめて納得するようにしないと、言ったもの勝ちになってしまう。

なぜ迷惑なのかと尋ねると、そんなこともわからないの?という顔をされることも多くて、つい引き下がってしまいます。

自分が悪いのではないかと思わされてしまう。

でも、説明できないというのはその人の思考停止の証、弱点をつかれたから守りに出ているだけなのです。

 

誰しも、自分が正しいのだと思いたい、安心したい。

だから、誰にも責められないかのように思える魔法の言葉に頼ってしまいがちです。

「迷惑」「普通」「常識」など。

伝家の宝刀、水戸黄門の印籠、的な。

それを出されると何も言えなくなる感じ。

でも、そこで思考停止してはいけないんです、お互いに。

 

具体的に考えた方が、いいことが多い。具体的な改善につながる。

抽象化することが大切なときもあるけど、必ず抽象的なものの方が価値があるわけではない。

具体性があってはじめて、抽象化に意味が生まれてくる。そこがどうも忘れられがちなのかもしれません。

中身の入っていないラベルだけが一人歩きしているようなもの、蓋をあけたら何もないなんて、商売だったら詐欺なんですけどね!

 

思考停止にならないこと、思考停止に負けないこと。