問題、課題を自分で見つけること

山口周さんの本などで、これからは、問題を解決する力ではなく、問題を見つける(課題設定ができる)力が大事だと書かれていて、そうなんだーと思っていましたが、最近やっと腑に落ちてきました。

 

今はいろんな情報に容易にアクセスできるようになっています。

ただ、アクセスするかどうかは自分しだい。

たとえば知らない言葉があったときに、それを課題だと思って調べるかどうか。極端にいえば、そういうことも含めて問題を見つける力なのかなと思いました。

知らなくても特に困るわけではない、でも知っておいた方が自分の世界が広がるし、コミュニケーションの幅が広がる。

 

事業とかも同じなのかもしれません。

たとえば製品が順調に売れているとき、特に問題はないと考えて現状維持を目指すのか、それとも、これから先の変化の可能性を課題として設定して、売れにくくなったときの対応を考えるのか。

 

困ったことに対応するのが通常の感覚かもしれません。

でも、困る前に課題設定をしていく力。これが求められている、というか、そういう人が生き残っていける社会になっていくのかもしれないと思いました。

 

行政は基本的に困ったことに対応していくものでした。これから、先々に対応できるかどうか、国力としても試されるのかもしれません。(今の体制でそんな余力が生まれるとは到底思えませんが)