%と一人
安倍さんが首相を辞任しました。
政治の方向性を考えるときに、たとえば世論の何%とか、国民の割合で考えることが多いです。もちろん、政治は国民の生活を左右するので、多数の意見を重視するのは当然ではあります。
その上で、やっぱりその先には一人の人間がいるんだということを、忘れてはいけないんだと、今日あらためて感じました。
一人の人間の生活があり考えがあり想いがある。
その一つ一つ、すべてを大切に抱きしめたうえで、その最善策はなんだろうかと一生懸命一生懸命ひたすら考えて、その考えを一つ一つ丁寧にわかりやすく伝えていく。
そういう在り方が大切だと思います。
顔が見えて、言葉が聞ける、有名人でなくても誰とでもつながることができる社会になりました。
世の中には、こんなことを考えている人がいるんだなぁということを知りやすくなった。それはとってもいいことだと思います。
全部知ることはできない、物理的な限界はあります。でも、だからといって、%に頼りすぎるのではなく、その中の“一人”にアクセスすることを諦めないことも、やっていけたらと思います。